3.11復興を願って2014

東日本大震災から昨日で3年経ちました。

実際にどんな状況であったかを知る機会も多くなり、知るたびにその日のことが蘇り、被災された方の思いは計り知れず、胸が詰まります。
それでも、苦しく悲しい中にも人と人との繋がりや思いやり、そして協力があって救われた方もいたと聞けば、そこに大事な気持ちがあると学びます。

一昨年、昨年と引き続き、想いを絵にしてみようと今年も描いてみました。
(少し画像がぼやけていますが、クリックするとクリアになります)

助け合いの中で、子どもたちが取り残された幼稚園では、寒さを少しでも感じないようにと、残っていたクリスマス用のサンタ帽子を園児たちに被せてあげたそうです。本来なら楽しいパーティーなどで使うものだけに、サンタ帽子を被って救助された様子は、状況の違いが大きすぎて余計にこみ上げるものがありました。
原発事故後、放射能で汚染された土地では外で遊ぶことも出来ず、子どもを持つ家庭では、別の土地でしばらく過ごさせる、『保養』という取り組みへの参加がよく知られているそうです。
津波により海水に浸かってしまった土地は、お米を作ることは出来ないそうですが、塩害の土地にも強い『綿花』なら育てられるとのことで、取り組みもされています。綿花を作り、服を作り、商品にする、新しいサイクルが生まれています。

今回の絵の中では、子どもたちが時間を忘れ、日が沈みそうになるまで遊んでいます。暖かな服をまとい、新しい土地には綿花も育つ。

願ったり祈ったり、思うだけなら誰でも出来るのであって、3年経った今でも、私はこれといった行動が出来ていません。描いた絵をポストカードにして、売上げを寄付するところから始めようと思います。

いつも誰かを思う気持ちを忘れずにいたい。そして、誰もがそう思ってもらえたら。